北山智也、一皮剥けます。

みなさん明けましておめでとうございます。

 

1年最初の記事は本来であればここから1年の目標や今後の予定についてあれこれ書いていくものですが、

 

今回は皆さんに見て欲しいというか聞いて欲しいことがあるので、

それについては次回あたりに書きたいと思います。

 

この記事は、一昨日,昨日の2日間でクラウドファンディングや選手活動をしていくことに対して心境が変わる出来事があったので、

それについてみなさんにもシェアしたいと思っています。

 

最後まで見てください。


このブログ記事を書いた2日前、

手持ちのラケット5本中4本のラケットのガットが切れていたので、いつもガット張りでお世話になっているCoral テニス・スカッシュ・ラケットボール専門店に行きました。

 

Coralの店長である村澤さんにラケット1本早急にガットを張ってもらうようお願いして、

ガットが張り上がったラケットを受け取って帰るときでした。

 

俺は北山から何もクラウドファンディングについて頼まれてないからあえて何も支援してなかったけど、なんで頭下げたり頼んでこないん?それについて北山はどう考えているん?

 

村澤さんにそう言われたのがきっかけでした。

これは過去にアップした記事の一部です。

 

僕は人から一方的に何かを求めたりするよりも自分から与えにいきたい人間なので、

クラウドファンディングも宣伝はしていながら支援するように無理に仕向けたり個人個人に支援を乞うことはしていませんでした(したくありませんでした)

 

結局その場で村澤さんに上手く言い返すことができず、

家に帰ってからその日の出来事を日々の相談役でもある山田トレーナーに話してみたところ、以下のことを言われました。

 

・クラウドファンディングの準備を終えた時点で満足している

 

・クラウドファンディング,人間に対して舐めていたこと(見くびっていたのではなく、認識が正しくなかった)

 

僕は同じような経験をすでにしている事に気付きました。去年の3月のことです。

 

新型コロナウイルス拡大により大会が中止になる前、

一通り試合を出場した後に

「自分は深層心理では全日本テニス選手権予選で満足してしまう人間だ」

と悩んでいました。

 

全くあのときの同じ感覚。

 

「自分はクラウドファンディング達成ではなく実行しただけで満足してしまう人間だ」

 

自分の深層心理が分かったとき、今の自分から変わりたいとすぐ思いました。


次の日、

僕は普段から応援してくださっている方や活動を見てくださっている方に向けて以下のようなメッセージを送りました。

 

 

"こんにちは。

 

昨年12月にクラウドファンディングに踏み切ってから残り約1週間、まだ半分も目標金額に到達せず厳しい状況です。

 

僕のようにプロになる条件に恵まれていない選手でも夢を叶えた!という快挙を成し遂げるため、これから先もスピードを緩めることなく前進するために、

どうしてもこのクラウドファンディングは成功させたいんです!

 

とても厚かましいお願いであると承知の上ですが、支援またはURLをシェアしていただけないでしょうか?

 

ぜひよろしくお願いします。"

 

 

 

「もし相手にしてもらえなかったりこれがきっかけで関係が悪くなってしまっても、

自分が悪いのだから仕方がない。その覚悟で行動する!」

 

その一心で次々とメッセージを送っていましたが、

途中である1人の方がこう僕に問いかけてくださいました。

 

「苦戦している理由を、ご自分でどうお考えでしょうか?」

 

その方は以前僕がクラウドファンディングになかなか踏み切ることができないでいたときに、

「受け取り上手になりましょう」

そう声をかけてくださった方でした。

僕は昨日村澤さんや山田さんと話したことを踏まえて、自分を説明しました。

 

 

すると、

その方もクラウドファンディングでは準備段階で満足してしまっては応援が集まらないということを既に知っていました。

 

自身も同じ経験をしたということ、

そして僕にもう一つ言いました。

 

「もう一度考えて欲しいことがあります。

 

『この人にとって、自分の応援をすることで、何が得られるだろうか?』

 

クラファンのリターンをもう一度見直すことになるかも知れないですが、

個人的にお願いすると言うことは、『奪う』可能性になることです。

 

奪うのではなく、より多く相手に何かしら返せるかを考えて、相手によって、お願いする言葉が変わると思います。

 

-中略-

 

みんなに同じお願い文を送るのではなく、相手に合わせて、言葉を変えて『何故、クラファン達成したいか』をもう一度伝えてみてくださいね。」

 

先走ってテンプレートのような自分よがりなメッセージを送ってしまったので、何人かの方には嫌悪感,不信感を与えてしまったかもしれませんが、

これから自分がいろんな方にお願いするときに必要なことを丁寧に親切に教えてくださいました。

 

 

本当にありがとうございました!


「自分がその人々に与えることが何なのかを考える」

 

おそらく僕がこのクラウドファンディングで一番学んだ事であると確信しています。

 

それはイベントを企画するのにも、テニス選手として活動していくのにもとても重要なことでした。

 

 

 

じゃあ改めて、

北山智也は何のためにクラウドファンディングをするのか?何のために活動しているのか?

 

それは無戦績からグランドスラム本戦に出場することでも、日本テニス界を変えることでもありません。

「たくさんの人の希望になること」

グランドスラム本戦はあくまでも手段。

どん底を味わって、挑戦する途中でたくさんの痛みを知って、目標の先にはいくつもの越えなければいけない高い壁がある。

それを知っているからこそ

辛い過去や現在を生きる人、挑戦したい人、挑戦を諦めた人、

そんな人達に寄り添える存在でありながら、勇気や希望を与えていきたいんです。


特にクラウドファンディングが始まってからは自分が無戦績からグランドスラム本戦出場を目指していくこと、どうグランドスラム本戦に行こうと考えているのか?
それを伝えるのに一生懸命になってて、重要なことが自分の中でもぼやけていました。

思い出せて良かったです。


以上がこの2日間の出来事でした。

僕がこれから1人1人の方に支援や拡散をしてもらうのをお願いしに行く前に、
どうしてもこの内容は共有しておきたかったです。

特にすでにもうメッセージを送ってしまった方には、なぜ僕が急にあのようなメッセージを送ってきたのか?その背景をすぐに知らせなきゃと思いました。


今から僕は自分がそれぞれの人達に何を与えるのか?を考えてから、再び11人クラウドファンディングの支援,そしてシェアして頂くことをお願いしにいきます。

 

可能な限り失礼にならないよう、そして誠意を持ってたずねたいと思いますので、

 

これからメッセージを受け取る方も、もうすでに僕からのメッセージを受け取っている方も、広い心で受け止めて頂けたら嬉しいです。

 

 

またリターンの中には無いようなもので

「こういうことをしてもらうことできない?」

というようなことがあればバンバン相談してください!

 

新しくリターンを作るのには時間がかかってしまいますが、

今あるリターンの中から購入していただいて、その方に向けたリターンを実施するなどの対応は可能です!

 

もしこの記事を読まれている方の中で、

「こういうリターンがもしあったら支援したい!」

と思っていたらすぐに教えてください!

 

 

残り1週間、目標金額達成に向けて必死になっていきます。

 

みなさんぜひ残りの期間、支援や拡散も含めて、応援よろしくお願いします!

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コメント: 5
  • #1

    ゆーこ (月曜日, 11 1月 2021 02:49)

    お願いすることが
    奪う事
    もしくはかっこ悪いことと感じる人は多いと思います。
    北山さんは素直にお願いできる人になったんですね。しっかり受け取ってくださいね。
    うらやましー�

  • #2

    (月曜日, 11 1月 2021 07:02)

    甘くは無い。

  • #3

    もえか (月曜日, 11 1月 2021 15:35)

    応援してます!
    智也さんがグランドスラムで活躍している姿をテレビで見たいです!

  • #4

    JAMES (月曜日, 25 1月 2021 16:14)

    「アトラクトライト」という曲がぴったりな方だな、と思う。
    この音楽を背景にプレーを見てみたい…

  • #5

    ことこ (火曜日, 30 3月 2021 03:23)

    Jamesさん、横から失礼します。
    「アトラクトライト」私も聞きました!陰ながら北山選手のブログを前から読んでいる私にとっては、ぴったり一致するような感じもしました!
    北山智也さんの人生?や苦悩?(失礼ですかね…)をテーマに、アトラクトライトがbgmとして流れてるpv的なものがあったら見てみたいですよね!
    おそらくプロモーションにも繋がりますし、個人的に「北山智也さんが夢に向かう必死さ」のようなものをpvで見てみたいです!

    私も最後の大会になってしまった学総を前に、北山選手のように何事も全力で行っていきたいです!