11月中にクラウドファンディングを始める予定が間に合わず、
12月になってやっとサイトのページを完成させ、審査を受けるところまで辿り着きました。
何もかもが「ストレス」「苦労」「発狂」でしたが、
残念なことにまだリターンの発送や来年2月に行われるイベントの企画,オフシーズントレーニングもあるので、
まだまだ解放されません。
クラウドファンディングは審査が通ってから2021年1月12日までの期間行う予定です。
ぜひみなさん支援や拡散等のご協力お願いします!
クラウドファンディング閲覧ページへは上の画像か下のURL↓をクリックもしくはタップしてください。
そして今回の記事はクラウドファンディングをするきっかけのお話です。
1.最後のチャンスを断たれて
「もしこの1年で何も成果を得ることが出来なければ、テニス選手は諦める」
3年前に両親と約束して僕が大学へ行くために用意してあったお金を使い、セルビアのTipsarevic Tennis Academyへ飛びました。
プロテニス選手を目指し始めた16歳のときから全く成果が出なかった3年間。目標を下げてコーチをしながら選手活動をする道が迫る中、これが最後のチャンスでした。
約1年間世界ランキングを目標にトレーニング,遠征を繰り返して、
留学から1年後の7月にセルビアのローカル大会(国際大会予選レベル)で優勝するところまで実力を上げることができました。
留学期間は残り2ヶ月。
アカデミーの選手・スタッフ誰もが「Tomoyaはおそらく世界ランキングを獲得するだろう」と期待していました。
周りの人間だけでなく、僕自身もその可能性を十分感じていました。
※世界ランキングを獲得するにはITFフューチャーズ(国際大会)予選を勝ち上がり、本戦で1度勝つ必要があります
しかしITFフューチャーズ(国際大会)予選を週末に控えていたある日のこと。
トレーニング中の事故によって右膝の靭帯を大怪我(内外側副靭帯および前十字靭帯損傷)してしまい、
目標を成し遂げることもできないまま2ヶ月早く帰国することになりました。
ただプロテニス選手としての道を断たれただけでなく、それまでの努力や決断さえも無意味だったと言わんばかりに絶望のどん底に突き落とされました。
「俺の人生はもう終わった...。」
そんなときに会ったのが美容師の坂口貴徳さんでした。
2.坂口貴徳さん、西野亮廣さんとの出会い
坂口さんは僕のお母さんが昔からお世話になっていた美容師さんで、当時からSNSや美容師界隈で革命家として名を馳せていました。
坂口さんはお母さんからよく僕のことを耳にしていて、
無戦績からプロテニス選手を目指していることセルビアに行くことを決断したことを評価し、僕に興味を持ってくれていました。
そんな坂口さんが膝を怪我して抜け殻状態の僕に教えてくれたのが「SNSによる発信」と「行動することの大切さ」、そして一冊の本でした。
オンラインサロンの運営や絵本、そして近畿大学の卒業式のスピーチ等で有名なキングコング西野亮廣さんの著書、『革命のファンファーレ』です。
西野さんは今年12月25日に『えんとつ町のプペル』という映画を公開します。
話を戻して、この本には坂口さんの言っていたSNSによる発信や行動の大切さに加えて「信用を獲得すること=貯信」について大きく書かれています。
この考え方は僕の母校(中学校)である関西学院中学部のモットー「Mastery for service」に酷似していました。
※「Mastery for service」は"奉仕のための練達"とも日本語訳され、今生きている社会や周りの人々に貢献できる力を自ら鍛えることを意味してます
すでに中学時代の3年間での積み上げがあったこともあり、貯信に対しての理解は早かったです。
「1人でセルビアに行くと決断できるくらいだからいいモノ持ってるよ。」
「発信し続ければ、きっと応援してくれる人は現れる」
「まだ大丈夫、行動しよう!」
坂口さんに背中を押されたその日から、再びテニス選手としての道を歩み始めることができました。
3.積み上げ
坂口さんに会ったその日に、もう1人の方に会いました。
赤い服の方、ホームレス小谷さんです。
小谷さんはホームレスなので家もお金もあるわけではありませんが、Give & Take の循環を上手く作っていて、
いわゆる優しい世界の中心にいる
「人との繋がりがめっちゃ凄い人」
です。
その日、僕は自分が怪我していることや目標のために大きな活動費が必要であることを小谷さんやその場にいた人達に話し、
そのままの流れで小谷さんのオンラインサロン「小谷家族」に入ることになりました。
小谷家族では小谷さんの配信やイベントを確認しながら同じサロンメンバーの人達とつながる機会があればすぐに参加したり、
小谷家族の中で困っている人を助けたり小谷さんが仕掛けるクラウドファンディングのリターンの手伝いをしたり「Give=貯信」することを実践していきました。
繋がったサロンメンバーの方の中にもクラウドファンディングを挑戦した方は何人かいました。
誰かがクラウドファンディングをする度に「どんな感じでしているのか?」サイトを覗いてみたり、
比較的お財布に優しく自分のためにもなりそうなリターン(オフ会やいろんな人が集まりそうなもの)を購入してみたり。
そしてさらに繋がった人にその人が生きる業界について話を聞かせてもらったり、
逆に僕が無戦績からグランドスラム本戦を目指していることを話したりしました。
アパレルの方、アーティスト、農家、不動産屋、YouTuber、専業主婦、システムエンジニア、
たくさんの人と会って繋がって、どんどん色んな情報も吸収していきました。
4.準備期間を経てこれから
もし僕がグランドスラムに本戦に行くための資金をアルバイト等で稼ごうとしたら、
きっとたくさん時間がかかるだけでなく、お金を作っている間はロクに試合に出場したり練習,トレーニングもできなかったと思います。
最初はそれで諦めかけたテニス選手の道も、クラウドファンディングという新たな選択肢を見つけて、
それに向けて2年間計画を立てて実行に移してきました。
📸:シゲさん
クラウドファンディングを始めるまでの準備に2年かかりました。
でもこの2年間で日本ランキング100位切る目標は達成できて、
自分のことを応援してくれる人達もたくさん増えました。
そして自分が今後日本テニス界やセカンドキャリアのために何かを起こすための知識もたくさん増えました。
今ではセルビアで怪我をしないであのまま世界ランキングを獲得してたときよりも、
ずっといい道を進んでいると思っています。
次の記事に書く予定の内容ですが、
来年からはもう自分のテニスに集中しなければいけません。
全てのことがグランドスラム本戦出場あるいはそれを実現させるためのスポンサー獲得に繋がってなければいけないんです。
グランドスラム本戦に向けて本格的に動き始めるのはこれからです!
クラウドファンディングはもちろん、これからの僕の活動を皆さんぜひ応援よろしくお願いします!