かなり久々の投稿です。
確か前回の記事では、僕が「アスリートとは何か?」みたいなことに悩んでるところで終わりました。
あれから約半年、テニスも気持ちも試合再開に向けてしっかり準備をし続けてきました。
今回はこの試合のなかった期間、僕がどのように過ごしていたのかを報告したいと思います。
1.山田さんとのトレーニング
セルビアから帰ってきて2月から徐々に始まっていた山田さん(僕のトレーナー)とのトレーニング。
最初は僕の頭の中の悩みを解消しながら短期間でパフォーマンスを向上させるプランでしたが、
その後日本テニス協会から"7月末まで"と大会中止の発表があり、中国に行く予定だった山田さんも日本にいるということなので
ただ体を強くするだけでなく、時間をかけて体の使い方やテニスの技術を1から見直すことになりました。
トレーニングは週3-4回。
基礎筋力,感覚,ダッシュ+フットワーク,コンディショニング...とテーマはその日によって違います。でも必ず文字通り吐くほどトレーニングやらされます。
ただ闇雲に追い込むのではなく、僕がより良い動きや技術を身につくように山田さんがしっかり考えてくれていました。
この半年間で体の使い方もボールの打ち方も、だいぶ変わったと思います。
2.日本ランキング100位突破
3月の試合が終わった時点で僕の日本ランキングは100位ピッタリでした。
ただ目標がは100位を切ること(99位以上)だったので有限不実行になってしまったと落ち込んでいました。
そしたら4月になったときに友達の高田真緒選手から
「北山くん100位切っとるやん!おめっとう!」
ってメッセージがきたので、えっなんでなんで?って思ったんですけど、
4月になるタイミングで日本テニス協会の選手登録を更新していない選手がリストから外れるみたいで、
そのためランキングが繰り上がったみたいです。
これで日本テニス協会にプロ登録申請を出せばトーナメントプロという資格で登録できる!と思ったんですけど、
この記事書くために日本テニス協会のページ見てたらJTA(日本)ランキング100位以上でトーナメントプロとして登録できるとのことでした。
ただ、今はランキングは105位まで下がってしまってます。
でもあまり気にしてません。次の目標はATPポイント(世界ランキング)を獲得すること。
プロ登録するタイミングは逃してしまったような気もしますが、
次の目標を達成するために自分が何をするべきなのか?しっかり考えて活動していきたいと思います。
3.ラケットの購入
3年と7ヶ月使っていたラケットが折れていたみたいなので、新しいラケットを買うことになりました!
ラケットはメーカー問わず色んなフレームを試していきましたが、
結局元々使っていたラケットの後継モデルであるYONEX Vcore Pro100を使うことに決めました。
WilsonのBLADEというラケットとどちらにしようか迷ったんですけど、
やはりYONEX後継モデルのフレームのしなり方が僕には違和感がなく落ち着きました。
フレームが決まった後も重さやバランスを決めるために色々テストしました。
元々は思いラケットが好きだったんですけど、今回意図があって軽めに整えてもらいました。
ラケットの購入,チューニングはテニス専門店「すみれの店」、そして「Coralテニス・クロスミントン・スカッシュ・ラケットボール専門店」にお世話になりました。ありがとうございました!
4.ソーシャルテニスサービス
去年の12月に考えていた50円ソーシャルテニスサービス。
セルビアから帰国してから早速やろうか考えていたけど、帰国直後は試合で期待していたような結果を出せず、とても誰かに会いに行けるような気持ちではなかったです。
それから時間が経って夏頃。
コロナウイルスによる影響は続いていて、多くの人が疲れていたりストレス抱えているとSNSから感じていました。
いずれ自分のことを売り込むためにやろうとしていたドサ回り。
「今がやるタイミングだ」
そう思って8月に自分からファンやジュニア選手に無料で会いに行く"ソーシャルテニスサービス"が始まりました!
訪れたのは拠点である兵庫,大阪に加えて、京都, 奈良, 岡山, 広島, 福井, 新潟の8府県。
交通費や宿泊費は遠征のためにアルバイトで貯めていたお金や国から支給された給付金を使いました。
SNSが流行って知らない人と繋がったり会話したりできる今の世の中。
そんな中で実際に会ったり話したりする強さというか、
活字,映像だけでは伝えきれない"北山智也という存在"をしっかり伝えることができたと感じました。
実際に会った人達とはその後SNS上でやり取りをしていても距離を近く感じたり、より応援して貰ってるように感じたり、
ソーシャルテニスサービスやって良かったです。
5.まとめ
ソーシャルテニスサービス以外でも人に会いに行ったり、テニスのイベントを開催したり、大阪にあるスナックで代理ママを行ったり...
大会が全くなくネガティブな状況中で、このコロナ期間を有意義に過ごせました。
こんな言い方をするのは不謹慎かどうか分からないですけど、
短期間で自分のテニスのレベルを上げることができたり、自分自身の周知活動をすることができたり、この状況は僕にとってはとても有利に働いたと思っています。
もうすぐ試合が始まりますが、
「やったー!やっと試合ができる」
なんて喜べる状況ではありません。
試合で僕が積み上げてきたトレーニング等の成果を証明しなければいけないですし、
ソーシャルテニスサービスや周知活動を次の活動に繋げていかなければならないです。
正直試合に出場するのを怖がっている自分がいます。
キャパオーバーで死にそうになっている自分の姿が思い浮かびます。
それでも失敗、絶望、周りからの失望、全てを覚悟して再び勝負の世界に立ち対と思います!
これからも北山智也の応援をよろしくお願いします!
次の記事はこれからの計画について書きます。