Good luck

春季ロイヤルSCオープンの直後

シングルス本戦1回戦の試合中に感じたことがきっかけで悩み出して、

ブログを書く気に全然なれず放ったらかしにしていました。

試合の結果は

 

J1-5/100 CTA CUP 春季ロイヤルSCオープン

 

シングルス1回戦 6-3,1-6,0-6

ダブルス1回戦 4-6,3-6

 

シングルスは3試合連続で逆転負け、ダブルスは出場し始めてからまだ1度も勝てていないです。

 

シングルスで3試合連続で逆転負けしていることはかなり落ち込んだんですけども、

ちゃんと実力のある選手に対して1セット取れてるので、

ちゃんと必要なモノ(何か)が揃ったときに勝てるようになるくらいに思ってました。

 

セルビアでのオフシーズンで技術を見直し体を強化して、

試合の合間にはトレーナー山田さんと一緒に追い込んでさらに動ける体を作って、

プレーしている感じは去年よりも断然良くなっているのは感じているので。

 

今回僕が悩むきっかけになったのは、また別のこと。

大会の雰囲気、出場選手の様子をYouTubeにアップしています。

 

春季ロイヤルSCオープンシングルス1回戦の第1セットをプレーしている最中、

自分のサービスゲームを1つ落として1-2だったときに

 

「こんな勝つか負けるかどうか分からないような試合を何回も戦っていかなきゃいけないなんて、テニスってしんどいな...

 

って思っちゃったんです。

 

今まで僕はテニスは凄く好きで楽しいからプロテニス選手として生きていきたいって思っていたもんだから、

今回少なくともテニスがあまり楽しくないと感じたときに

 

「あれ、自分は自分自身に嘘をついてるんじゃないのか?」

「本当はもっと違うことしたいんじゃないか?」

 

って考え出した瞬間、

なぜ?何のために?本当に?

 

自分の活動とか掲げた目標とかにも疑いを向けるようになりました。


まだ気持ちがモヤモヤしている間に次の大会へ。

 

 

J1-1/20 昭和の森オープン

 

シングルス

1回戦 3-6,4-6

 

ダブルス

1回戦 1-6,6-3,10-5

準決勝 6-2,6-1

決勝 5-7,1-6

 

シングルスについては、

もちろん勝つために一生懸命プレーしましたが、それ以上何も言うことはないです。

 

ダブルスは高校生のときに一緒のスクールで練習していた晶平(山下晶平)WC申請をして、決勝まで行くことができました。

 

この結果は間違いなく晶平のおかげでした。

↑こちらは晶平との練習マッチ動画

 

シングルスが終わってからはまだ1度も勝てていないダブルスには全然期待していませんでしたが、晶平の前でそんな態度を見せてもしょうがないので、

 

ただ迷惑をかけないように自分が出来ること(相手の情報を伝えたり、ポジション,動き,自分がやる事を晶平と確認したり)に集中しました。

 

U14とはいえダブルスで全日本ジュニア優勝経験のある晶平は存在だけでもひたすら心強かったです。

 

しょーへいちゃん、ありがとう!


昭和の森オープンが終わって、本来であれば次の大会である東海愛知オープンへ出場するために名古屋へ向かう予定でしたが、

コロナウイルス拡大防止のため大会が中止となってしまいました。

 

得意なクレーコートでの試合でしたが、

今の気持ちはとてもコート上で戦えるものではないのでタイミングが良かったのかもしれないです。

 

その後出場予定だった2大会はコロナウイルス関係なく開催される方向でしたが、

今は中途半端な状態で出るよりも体と気持ちの準備をするために全てウィズドロー(欠場取り消し)をしました。

JTAランキングが100位になって今年度の目標である100位を切ってプロ登録する一歩手前ですが、

今後...まず今年1年間の自分のパフォーマンスのことを考えると"試合に出ない"という選択が1番かと思いました。

 

あれだけ

「今年度中に100位を切ってプロ登録をする!」

と言っていたのに、自分で立てた目標を達成できなかったことは本当に残念。

 

残念っていうのはただ目標を達成できなくて悔やんでるだけじゃなくて、

 

自分を活動を見守っている人達に

「自分は口先だけの人間じゃない」

っていうことが証明できなかったため、

大きく自尊心が傷ついてます。


今は山田さんと体を作りながら、なるべく自由気ままに過ごしています。

 

この6年間ずっと頑張ってきたので、

やっとちゃんとした頭と心の休暇です。

春季ロイヤルSCオープンが終わってから今まで、たくさん考える時間がありました。

 

 

例えば、

 

自分が1セット目を取った後パフォーマンスが変わってしまうのは、

自分にとって雲の上の存在であった実力のある選手からセットを奪取して潜在的に安心,満足してしまっているから。

 

今までの自分は心のどこかで奢っていた。

「他のどの選手よりも1番自分がSNSを上手く活用できてる」

「この調子でいけば全日本(テニス選手権)予選は確実。あとは全日本本戦やITF大会で勝てるよう実力を上げるだけ」

って思ったり。

 

どこかランキングがまだまだ100位から遠い位置にいたときの全力でがむしゃらに頑張っていた自分はどこかに行っちゃって、

もう一丁前のプロテニス選手にでもなったかのような自分がいる。

 

 

だいぶ厳しい目で見てますが。

まだまだ僕の心はアスリートではなく調子に乗ったテニス愛好家のようなものです。

 

今の僕じゃきっとグランドスラム本戦を目指すと口では言いながら、

全日本予選出場で満足して引退するまでチンタラJOP大会をまわっていくような選手になってしまうでしょう。

 

 

そうならないためにも今僕はグランドスラム本戦出場を目指すための理由,エネルギー源になるものを探しています。

 

もちろん、このホームページにも書いてあるように

「無戦績からでもグランドスラム,ATPツアーで活躍できる」

「才能がなくても,遅くからでも夢は目指せる」

ことを証明したいのは理由ですが、

 

それよりも大きな動力源となるようなものを求めています。

 

そしてそれがもし見つからなければ結局その程度の選手だったということで、

行けるところまで行ったらきっとテニス選手を引退します。

本来今僕が頭の中で考えていることは言語化が凄く難しいんですけど、
限りなくそれに近いものを伝えれるようにこの記事に書き留めました。

この先どうなるか全く分からないですが、
どうか見守っていただけたらと思います。


自分自身にGood luck。