久々の名古屋、めちゃくちゃ楽しみにしてました!
大阪からバスで3時間ほどでいけますし、宿泊先は馴染みがあって居心地いいし、会場は大好きなクレーコートだし。
今回出場したJ1-2/賞金なし 東海愛知オープンは前回ベスト4だったので「次こそは優勝!」と燃えていました。
試合結果は
本戦1回戦 6-2,6-4
2回戦 6-2,6-1
3回戦 1-6,4-6
ということでベスト8でした。
そこまで悪い結果ではないけど、個人的にはとても悔しいベスト8でした。
3回戦の対戦相手は普段から遠征先で仲良くしてもらっている優しい先輩選手。敬意を込めて今回ボコボコにしてやろうと思っていたわけです。
簡単に勝てる相手ではないと分かっていたので、できれば序盤から一気にスコアをリードしたいと考えていました。
第1ゲームは無難にキープ。第2ゲームはブレイクチャンスもありましたが、40-40(ノーアド)で惜しくもキープされ1-1。
この時点では特に慌てる場面でも何でもないのですが、
次のサービスゲームで少し奇襲をかけられたり少し不運もあったかどうか忘れてしまいましたがあっさりゲームを取られてしまいました。
この後くらいから好調だったフォアハンドが白帯に当たってばっかり,ラインの数センチ外に出てばっかり。
大事な場面40-40で太陽とボールが重なりスマっシュをミス。
完全にテニスをする感覚かわからなくなってしまいました。
1-4で迎えた相手のサービスゲーム。
自分のプレーの入り方からしてもこんなスコアになるのは予想外だった。
「相手が知り合いだから?」「自分自身や周りからプレッシャーを受けていた?」
「こういうときどうプレーすればいいんだ?」
あまりごちゃごちゃ考え込んでたわけでもないのですが、一瞬頭をよぎるだけで十分。
全く相手のサーブに反応ができないほど頭も体もおかしくなってしまいました。
第2セットも1-4とリードされお手上げ状態のときに無心でプレーすることを決意。
そこから2ゲーム取って挽回できる兆しが見えてきました。
どこかのポイントで相手からきた甘いボールをすかさず僕がアウトのジャッジをしたのですが、相手から「ボールマークを見せて」と言われ探したもボールマークは見つからず。
めちゃくちゃラインの内側のボールをアウトと言ったわけではないのですが、
入ったか入ってないか際どいレベルのボールなんて本来不正ジャッジをするのが大嫌いな僕であればインにしていたはず。
自分がそういうジャッジをしてしまったことにショックを受けてさらに苦しくなってしまったんです。
大会前はフィジカルも強くして今大会に対してだけでなく今年度残りの大会に自信があったに、今では意気消沈です。
たった1ポイント,1ゲーム取れなかっただけでこれだけ心が病気になってしまうんです。
テニス選手が試合中ラケットを投げるシーンがありますが、
あれはポイントが取れないイライラをラケットにぶつけるというより
「苦しくてもがき苦しんでいるアクションの1つ」ではないかと思っています。
溺れたときに呼吸ができなくてジタバタするあんな感じです。
(今回僕がそういう衝動に走ったわけではありませんが)
本当に強いストレスを受け続けるのがテニス選手の日常。
それが故に賄賂や違法薬物,その他遊びに逃げてしまう人達が出てくるのだと思います。
実際セルビア留学中も
「Tomo、セルビアで彼女作って遊ばないとテニスで勝てないぞ」
と始終言われ続けていましたが、かなり真面目な話でした。
これからもどんどん1試合が重みのあるものになり続けると思いますが、
プレッシャーに押しつぶされて目標を見失わないよう強い気持ちであり続けます!
最後に練習会で気分転換もできて、
今回の名古屋遠征終了!