〜2日目〜
汗を吸ったウェアとか重い荷物を背負って歩いた甲斐もなく泊まる宿が見つからない。
このままじゃ体力を消耗させたまま準決勝に臨むことになってしまう。やばいやばい。
とうとう最後の手段、カラオケボックスに避難しました。
安全に寝れたらもう何でもOK。
やっと荷物を降ろして、学生達がハイテンションで歌っている中3時間半ほど睡眠を取ることができました。
朝5時にチェックアウトして吉野家でご飯食べて、始発で会場を目指しました。
会場のホテル内にあるランドリーコーナーで洗濯をするためです。
ホテルのフロントでランドリーコーナーを使わせてもらえるようにお願いしたら、
疲れているだろうからと更衣室を使って寝てもいいよと言っていただけました。
洗濯機と乾燥機を回している間に約1時間ずつ寝ることができました!
本当にありがたいです。
練習時間前に洗濯を終えて、少し体が楽になった状態で試合に臨めます。
試合の結果はというと、
準決勝 6-2,6-1
決勝 5-7,5-7
決勝は最初に3ゲーム連取するなど調子は問題なかったのですが、
そこから利き腕に疲労を感じ始めてだんだん全身まで疲労が広がってきました。
そしてスコアが5-4のときには熱中症みたいな感じで体がしんどくなってしまいました。
もう疲労で体動かないし日差しの強さにも参っていましたが、
ここで棄権したら今回の遠征で自分が情けなく思ってしまうのでプレーを続行することに。
何も考えずに打てるボールをひたすら強打!
持ってる力は全て出し尽くしました。
もう動く力がなかったので、その場で優勝した新井選手と並んでパシャり。
帰りは新井選手に車で甲府駅まで乗せてもらい、そこから夜行バスで大阪に帰りました。
夜行バスでの移動に3セットマッチ3試合,それからカラオケボックスで睡眠、
逆境の中でほんまに頑張ったやん!って個人的に思っていたのですが
今大会に出場していた選手で野宿を経験している人がいたり、
過去にJOPをまわっていた人でコンビニのイートインコーナーで一夜過ごしたりなど上には上がいました。
カラオケは贅沢と言われてしまいました。
どの選手も工夫して節約して試合をまわっているんです。
友人の家に泊まったり、車の中で泊まったり、JRの青春18切符や高速バスで移動したり。
スポンサーのない選手が全日本選手の予選を目指すって試合やランキングポイント以外のところで凄く苦労があるんです。
決して試合回れば100位くらいいけるなんて簡単な話じゃないです。
僕もまだまだ厳しい環境での遠征が続きますが、
皆さんどうか応援よろしくお願いします!